2012年8月22日水曜日

それは祝詞かはたまた呪詛か

陰陽師 天鼓ノ巻
もう8巻目になるなんて知って再び驚いた。
長い・・・
で、毎度のことながら、安倍晴明と源博雅がまぁいろいろとやらかすわけですが、短編の型はほぼ完成していて、なのに飽きないところがとても良い。
と、思っていたけど、実は違うのだな、これは。
シリーズの初出となる「陰陽師」は20年以上前、1991年である。
そのころの知識と、今の知識と比べたらよぉくわかる。
平安の雑学知識が増えていることに気付くだろう、そして陰陽師やその他諸々についても。
もちろんこの最新刊から読み始めても良いのだが、この20年掛けてゆっくり基本知識が高度になっていくところが味わい深いのだ。
作者と読者が時間をかけて1200年前の世界を醸成していく、なんとも気の長い話であるが、そういう作品が1つくらいあっても良いのではないだろうか。
ただ1つ作者には、ひとつだけ言いたいことがある。
いいかげん「キマイラ」完結させてくれないか?

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